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介護技術を学ぼうとされている方の中には、在宅介護で認知症のお年寄りがいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 認知症の初期の頃は、物忘れが多くなってきたかな、というぐらいでそれほど介護技術を必要と感じません。 しかし、症状が進むにつれて、介護をする上で様々な問題が起きてくるため、介護技術の必要性がでてくるのです。 認知症は、単なる物忘れと違い、体験そのものを忘れてしまうことが多く、また、進行すると記憶力だけでなく、判断力や理解力の低下し、日常生活に支障をきたします。 食事をしたことを忘れてしまったり、昼と夜が逆転したり、徘徊したりなどといったことが認知症の人には介護技術を持った人のサポートが必要です。 認知症を発症すると家族はかなり混乱をしてしまいますが、実は本人が一番混乱しているということを十分に理解し、介護技術を学ぶことが必要となります。 介護技術は介護をするためのちょっとしたコツですので、これだけで認知症の方の介護が楽になるわけではありません。 認知症であっても、気持ちがあるのだということを忘れてはいけないのです。 また、認知症が重症になっても、突然正気に戻ることがありますので、接し方なども介護技術のひとつとして学ぶといいでしょう。 介護する人のメンタル面にも大きな影響を与える認知症の介護は、介護技術だけでは楽になりませんが、それでも大きな助けとなってくれます。 また、介護技術を学ぶことによって、介護する家族の気持ちが落ち着き、そして認知症の方の気持ちにそった介護ができるようになるのではないでしょうか。 介護技術は自治体や介護の団体のセミナー、本などから学ぶことができます。 個人的には、認知症の方がいらっしゃる場合には、セミナーに参加して介護技術を学ぶのがよいのではないかと思います。 その理由として、介護技術セミナーで出会う人たちとのつながりによって、自分だけが大変なのだという孤独感を癒すことができるというのがあります。 また、介護技術セミナーでの専門家のアドバイスを受けることもでき、法的なサポートなど必要な情報を得ることもできるでしょう。
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